「ボランティア」とは何か?
実践・行動できる子どもを育てるための授業
1 活動が人のためになっている(公共性) 2 自分から進んでしたもの(自発性) 3 利益を予測しない(無償性) 4 繰り返しがある(継続性) |
名 |
1 志願者,有志,ボランティア;志願兵,義勇兵 | |
2(略) | ||
動 |
他 …を自発的に申し出る。進んで…提供する。 | |
自 進んで事に当たる。志願する;徴兵に応募する。 |
@ 自分から進んで社会事業などに奉仕する人 |
|
「人に役立つ」具体的な内容や方法・技術を知らせること |
「人に役立つ」具体的な方法や技術を練習し,習得させること |
習得した「人に役立つ」具体的な方法や技術を,日常生活や社会に働きかけ,生か す場をつくること |
「人のために何かしたい」「人に役立つことをしたい」という自発性や自主性 を育てたり,促したりする |
||||||
|
1 「人に役立つことをしたい」という自発性を促す個別な情報を与える。 (ボランティアの意味を知らせる。) |
| ||||
2 「人に役立つ」具体的な内容や方法・技術を知らせる。 | ||||||
3 「人に役立つ」具体的な方法や技術を練習し,習得させる | ||||||
4 習得した「人に役立つ」具体的な方法や技術を日常生活や社会に働きか け,生かす場をつくる | ||||||
「人間として生きるために必要な技術」「『有効で積極的で適応的な』行動の技術 」を学ぶ学習 |
1 生活のライフスキル(毎日の生活を健康で有意義に生きる技能) 2 生命のライフスキル(生命の安全を図り,自他の生活を尊重して生きる技能) 3 人生のライフスキル(自己の人生に生きがいを持って,自己実現を図る技能) |
ボランティアに関する知識や情報を,行動に結びつくようにする。 |
1 ボランティアに関する「知識や技能」を知らせる。 → 2 ボランティアに関する「態度」が形成される。 → 3 ボランティアに関する「技能を練習し,習得」させる。 → 4 ボランティアに関する「行動・実践が可能」となる。 |
1 目標 | |||
「人に役立つことをしたい」という自発性や自主性を育て,実践・行動する子 どもを育てる。 |
|||
2 指導内容と方法 | |||
@ 「人に役立つことをしたい」という自発性を促す個別な情報を与える。 (ボランティアの意味を知らせる。) A 「人に役立つ」具体的な内容や方法・技術を知らせる。 B 「人に役立つ」具体的な方法や技術を練習し,習得させる C 習得した「人に役立つ」具体的な方法や技術を日常生活や社会に働きか け,生かす場をつくる |
|||
3 指導方法 | |||
ライフスキル学習〜身に付けた知識が行動に結びつくように〜 |
|||
◇ 「ボランティア学習」は,三つの「ライフスキル」のどれにもまたがるもので ある。 | |||
|
生命のライフスキル(生命の安全を図り,自他の生活を尊重して生きる技能) |
||
* 「自他の生活を尊重して生きる技能」に当たる。 | |||
|
生活のライフスキル(毎日の生活を健康で有意義に生きる技能) |
||
* 「毎日の生活を有意義に生きる技能」に当たる。 | |||
|
人生のライフスキル(自己の人生に生きがいを持って,自己実現を図る技能) |
||
* 「自己の人生に生きがいを持って,自己実現を図る技能」に当たる。 「人に役立つことすること・できること」が自分の生きがいにつながる。 ◇ 「ボランティア学習」によって得られた「人に役立つことしたい」「人に役立 つことをする」というその態度や行為は,次のような価値を産み出す。 | |||
|
1 自他と共に尊重される生活の実現 →「人に役立つ」行為をする関わり方において 2 個人の毎日の生活の充足感 →「人に役立っている」という認識の仕方において 3 人生に生きがいができる →「人に役立つ」行為そのものが生きがいになっているという認識に仕 方において |
||
このように,ボランティアは,自他ともにひいては社会全体に幸福をもたらす ことのできるものである。 |